ホワイトボードの“ぐちゃメモ”、ChatGPTで一瞬で共有メモに変換する方法

AI活用術

📌 この記事で得られること

この記事は、製造業や技術系の現場でこんなモヤモヤを抱えているエンジニアに向けて書きました:

  • 会議のホワイトボードが情報で埋まりすぎて、何が重要だったか分からない
  • 「あとでメモにまとめてね」と言われて、とりあえず写真だけ撮る(そして放置)
  • でも、あとから見返してもカオスで、自分すら理解できない…

──でも正直、あれを毎回“文章にまとめ直す”の、めんどくないですか?

私もずっとそう思ってました。
でもあるとき、ChatGPTを使って**「ぐちゃぐちゃのホワイトボード画像から、“伝わる共有メモ”を自動生成」**する方法を試してみたんです。

すると──思ってた以上に“ちゃんと使えるレベル”で返ってきたんです。

この記事では、実際に私が現場でやってみた具体的なフローと、
「OCR(文字認識)すらいらなかった」という意外な気づきまで含めて、再現性あるノウハウをシェアします。


なぜこの方法が必要だったのか?

製品開発の現場って、マジで落ち着かない。
レビュー、突発会議、試験立ち会い、急な“これってどうなってる?”──全部アドリブ。

そのたびにホワイトボードは埋まり、
最後にはこう言われます。

「写真撮っておいて。あとでメモにしておいてね」

……いや、それが一番面倒なんだよ(心の声)

で、仕方なくSlackに写真を貼ろうとして気づく。

「この画像、上司にそのまま送ったら“怒られるやつ”だな」

・文字が小さい
・構成がぐちゃぐちゃ
・自分すら何を伝えたかったか思い出せない

──でも、わざわざWordやメールでまとめる気力も残ってない。

そのときふと、「これ、ChatGPTに投げて整理してもらえばよくない?」と思ったのが、始まりでした。



私が試した“めちゃシンプル”なメモ変換ワークフロー

やってることは、拍子抜けするくらいシンプルです:

  1. ホワイトボードをスマホでパシャリ
  2. ChatGPTにその画像をドラッグ&ドロップ
  3. 「共有メモっぽくまとめて」って一言添える
  4. 返ってきた文を少しだけ整えて、そのままSlackやメールで共有

──これだけ。マジでこれだけ。

にもかかわらず、ChatGPTが**「議論の流れ」「決定事項」「次にやること」**まで、
勝手に分類してくれて、そこそこ使える“それっぽいメモ”になってるんです。

OCR、実はいらなかった件。

まず前提として、**OCR(Optical Character Recognition)**っていうのは、
画像に含まれる文字を読み取って“テキストに変換する技術”のこと。

ホワイトボードや手書きノートをスキャンして、
「文字データとして抽出する」ってやつです。

だから最初は私も当然、こう思ってました。

画像 → OCRで文字化 → ChatGPTに読ませる
これが王道ルートでしょ、と。

ところが──実際にやってみると。

結果:「OCR、全部スキップでよかった…」

Tesseractインストールして、前処理書いて、
出力された文字を修正して、レイアウト崩れて直して……ってやってた手間。

python_code_OCR_example
chatGPT_OCRテキストメモ

ChatGPTに画像をそのままポイッと投げたら全部いらなかった。

しかもただの文字起こしじゃなくて、
「この話、こういう流れでしたよね?」ってまとめて返してくるんです。

ChatGPTが生み出す“伝わる共有メモ”

じゃあ実際、どういう感じで使ってるの?というと──こんなふうに投げてます👇

chatGPTと私のやり取り_画像メモの共有

……え、これそのままSlackに貼ってよくない?

ってレベルで仕上がってます。

これ、自分で書こうとすると地味に時間かかるんですよね。 内容は分かってても、「どう書けば伝わるか?」って考え始めた瞬間に脳がフリーズするやつ。。


“文字起こし”じゃなく、“意図を翻訳”するAI

ChatGPTのすごいところは、単に文字を拾うだけじゃなくて、
**「話されていた内容の趣旨」までちゃんとくみ取って、**伝えるべき順番に整えてくれること。

つまり──

  • ホワイトボードに書かれた “断片” を
  • 読み手に伝わる “構造” に組み直してくれる

Slackでもメールでも違和感なし。 そのままチーム共有に使えるし、自分で見返しても「お、分かりやすい」って思える。


📌 結論:ChatGPTは“議事録を理解するAI”

ChatGPTは──

✅ 画像の意図を読み、
✅ 文脈に沿って整理し、
✅ アクションまで“共有可能な言葉”に変換してくれる。

しかもそれを、画像1枚と短い指示だけでやってくれるんだから、
これってもう“議事録を理解してるAI”でしょ。

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、
現場ではこの「ちょっと整ってる」が地味に助かるんです。

モチベが上がらない仕事ほど、AIに任せたい

正直、「あとでまとめておいて系」の仕事って、
開発エンジニアの中でもトップレベルにモチベを削るやつです。

書く意味はわかる。必要なのも理解してる。
でも、だからって今すぐ“ちゃんとした文章”にする気力があるかと言われると…ない。

でもChatGPTに任せてみたら──

  • 5分で“共有レベル”のメモが完成
  • 頭のリソースを使わずに済む
  • 本業(開発・分析)にちゃんと集中できる

──と、まさに「面倒な仕事を肩代わりしてくれる後輩」ができたような感覚。

しかも、いい意味で口出ししてこない。
こっちが頼んだことを、きっちり形にして返してくれる。

この“壁打ちAI”、本気でありがたいです。


実際にやってみた感想

やってみて分かったのは、「資料化されてる」って、めちゃくちゃ安心感があるってこと。

特に感じたのはこの3つ:

  • Slackにそのまま貼れるくらい見やすい
  • 上司に聞かれる前に先回りして出せる
  • 数日後に見返しても、ちゃんと意味が通る

──こういう“当たり前にしたかったこと”が、やっと手間なくできるようになったんです。

もはや、ぐちゃぐちゃ画像を見るだけで「またか…」と思ってた自分には戻れません。


まとめ:ホワイトボードの“ぐちゃメモ”は「読める化」で価値が出る

製品開発の現場では、議論の熱量はあっても、
それを誰かに“伝わる形”で残すのが一番むずかしい。

でも、ChatGPTにホワイトボード画像をポンと渡せば──

  • 内容の意図をくみ取り
  • 話の流れを構造化し
  • 行動ベースのメモに整えてくれる

それは、ただ“キレイに整える”って話じゃなくて、
情報の価値を、ちゃんと届く言葉に翻訳してくれるってこと。

結果的に、メモ共有が“苦行”じゃなく“時短術”に変わる。

私は今でも、議事が終わったあとのホワイトボードを見るたびにこう思います。

「これはもう、GPTに任せよ。」

コメント

タイトルとURLをコピーしました